2017年5月30日火曜日



自主性を伸ばす環境

スクールでは、15:00に一旦さようならの会をして、その後は、デモクラティック教育を行います。デモクラティック教育の時間は、スタッフはあえて設定保育を行わず安全面に配慮するだけで、子ども達はスクール内の施設や道具を使い、自分のやりたい事を本能のままにやりたいだけ行い自由に過ごします。
今日は、なぜか皆ならんでライティングの練習をしていました。先生がやりなさいと言った訳でもなく、先生の横に座りお仕事の真似をしています。やることを常に与えられたり、やらなければいけないと強制される環境では、自主的に行動することや、学ぶことは楽しいんだと感じる気持ちを育てることは難しくなります。スクールでは、少しずつ先生の手を離れて、自分の力で一日を作っていく姿もたくさん見られるようになり、成長したなーと感じています。


スタッフ同士もコミュニケーションを取り、「この子はこんなことが出来るようになった」、「この子はこうゆうことが得意だね」と話しをするのですが、自分が見ている印象と、他のスタッフが感じている事が、必ずしも一致しない場合もあり、そこでまた新しい考えを吹き込んでくれ、「ああ、そういう見方もあるのか」と学ばせてもらうことが良くあります。スタッフもそれぞれ慎重に子ども達を観察し、今どうしてあげたら良いのかと考え向き合ってくれていることを、頼もしく感じます。

学びと言えば、スクールは街中にありながら、自然と触れ合いながら学ぶ機会を多く取り入れています。公園でも木登りをしたり、シロツメクサの冠を作ったり、身近な自然から、田舎での郊外活動など本格的な自然まで、どのように自然教育を保育に取り入れていけるか日々チャレンジをしています。先日からいつも水遊びをする場所に、メダカが居たので子ども達で捕獲して(注:水がもう干上がりそうだったため救済とも言えるはず)、教室で観察するようにしました。お家でカブトムシの幼虫を飼っていたお友達が一日スクールの友達に見せてくれたこともありました。そんな子ども達の刺激になるチャンスは、歓迎して柔軟に取り入れていきたいと思います。


0 件のコメント:

コメントを投稿