2018年4月9日月曜日

英語検定のあれこれ





 2020年大学入試改革についての話題や情報が巷に溢れていますが、やはり気になるのは英語がどうなるんだろうということですね。大学受験にはまだまだのスクールの子ども達ですが、時代の流れやニーズを理解して、スクールでお預かりしている間に、それに沿った英語の基礎力を身につけてあげれるよう、スクールの子ども達に有効な教材やテストを日々研究しています。

 2020年からは、『読む、書く、聞く、話す』の4技能の能力を証明するために、外部英語検定の成績が活用されるということですが、先日、大学入試センターは、各種英語検定試験が採用条件を満たしているかどうかの結果を公表しました。http://www.dnc.ac.jp/news/20180326-02.html  従来の英検については、4技能を公平に評価していないということで認定されないという結果になり、今まで取った英検の資格が大学入試に使えないのかと、新聞やニュースで話題になっていましたが、大学によっては独自の入試方法により優遇されることもあるでしょうし、英検協会も2018年より正式に大学入試に認定される4技能を盛り込んだ英検CBTなどをスタートするということです。マイクに向かって喋ったり、ライティングをキーボードでタイピングしたり、その対策に保護者の方も悩みそうですね。http://www.eiken.or.jp/eiken/cbt_info/  英語の4技能は、基礎からバランス良くじっくり伸ばしてあげ、高校を卒業するまでに正式な4技能テストでCEFR B2 程度のスコアが出せれるようなれば十分ではないでしょうか。

 英検以外にも英語検定試験はたくさんあり、どのタイミングで何を受けたらいいのか、正直ややこしいです。少し知識のある私たちでさえそれですから、保護者の方には、英検をさせてたらいいでしょとなるのも仕方がないなと思います。どんなテストがあるのかはこちら→ http://4skills.jp/qualification/comparison.html 
すでに大学入試センターで認められているテストの中には、能力があっても、高校生にならないと受けられないテストや、いつでもどこでも手軽に受けられないものもあります。例えば、今スクールの子ども達が受けれそうなテストとして、ケンブリッジ大学英語、またはTOEFL Primary/Juniorを見ていましたが、前者は関西で受けれる会場と開催回数のハードルがあり、後者は4技能ではないという不満が残ります。それに、4技能を求めるテストは受験料が1万円前後と、子どものテストにしては、気軽に何度も受けれるような価格ではないという課題もあります。
 現在、様々なテストをリサーチしていますが、有名なテストに限らず、少しマイナーなものでも先々につながる可能性を秘めているものがあれば、取り入れて行きたいと思っています。スクールの子どもたちが将来大きくなった時に、大学入試センターで認定されている4技能テストで有利になるスコアに導けるよう、スクールで取り組んでいる『読む、書く、聞く、話す』がバランス良く出来る環境を作っていきたいと思います。

もっと詳しく知りたい方は、『英語4技能試験情報サイト』

*資料:文部科学省HPより