2017年6月23日金曜日


環境に配慮した暮らしを実践できる子どもを育てる


 外は日差しがどんどん強くなっていますが、リトルスプラウトのキンダーさんは、毎日のパークタイムの時間も、同じ場所で同じ遊びをするのではなく、メリケンパークで水遊びや、芝生で走り回ったり、船を見たり。遠出をする日はハーバーランドや、六甲山のふもとまで歩いたり、市役所の上から神戸の景色を眺めるなど、街中だからこその様々なチョイスがあり、子ども達にも見せてあげれるものがたくさんあって、とても幸せなことだと思います。




 そんな日常で、私達が子ども達に知って欲しいと思うことの一つは、人間も自然の大きなつながりの中で生きているということです。自然や環境に対する無関心、無理解が、無責任な行動になり、環境を傷つけ、まわりまわって未来の私達に影響を及ぼします。

 先日は、チャリティーを体験してもらうため、いつも遊ぶ公園が気持ちよくきれいになるように、どこの誰かが捨てたゴミを拾ってもらいながら、皆で捨てることはどうなんだという事を考えました。



 毎日の給食では、スクール開校から好き嫌い、食べず嫌いになかなか苦労しているところなのですが、一つの食事を作るために、生き物の命の存在があり、野菜を育ててくれた農家の方、おいしいお料理にしてくれた栄養士さんなど、たくさんの人の力でこの食事が出来ているんだということを、良く先生が子ども達に話しています。スナック菓子やレトルト食品の化学調味料の味に舌が慣れてしまうと、素朴な味付けや素材の味が分からなくなり、本来子ども達の心や体を作ってくれる栄養のあるものを美味しいと感じられずに箸が進まないのを見ると、心配だなあーと思う日々です。

個性もぞれぞれ、一筋縄ではいきませんが、私達がたくさんある内の一つの願いは、かけがえのない自然に感謝して、優しく配慮しながら生活していける人になってもらいたいなということです。

2017年6月2日金曜日

6月になりました!


新しいお友達が日々増えて、リトルスプラウトもどんどん賑やかになってきています。それぞれいろんな性格と個性が可愛らしくて、私達もお預かりする時間を楽しませてもらっています。
リトルスプラウトはまだ新しいスクールですが、英語や日本語などの言語、生活面、心の安定、すべてにおいて子ども達の日々の成長が見られ、保護者の方からコメントをいただくことが、とても嬉しく励みになっています。



ナーサリーさんでは、ほとんどの生徒が初めてご家庭から離れて過ごすという中で、はじめは泣いて落ち着かなかったのも、個人差がありますが1週間もすれば泣き止んでくれ、スクールで笑顔で過ごせるようになっています。今日の英語レッスンも椅子に座って参加出来ました。朝のつどいではキンダーさんを見て、歌や詩の暗唱を真似してくれたり、公園の時間も並んで電車ごっこをしながら、しっかり歩いてくれるようになりました。成長です。
ナーサリーさんは、トイレトレーニングや、ズボンや靴の脱ぎ着、給食の準備などを自分でするという練習を毎日繰り返して行います。先生が手を出すと簡単なものも、自分で出来るようにと一人一人教えていくことは、ほんとうに忍耐と時間のかかる作業なのですが、先生たちは日々丁寧にサポートしてくださっていて、数ヶ月後、来年の子ども達に大きく変わっていくことを期待しています。


キンダーさんでは、この数ヶ月でそれぞれがスクールに来て自分らしく過ごしている姿を見るととても嬉しく思います。精神が落ち着き、言葉が丁寧になり、お友達に対する気配りが出来るようになってきました。まだまだ課題は山盛りですが、目には見えない心の成長をスタッフが皆感じて喜んでいます。
それと共に、自分に自信が持てるようになったからか英語での発言も増え、話す相手により日本語と英語を使い分けてスクールでは生活をしています。




リトルスプラウトでは、言語はあくまでもコミュニケーションのツールであり、それ以上に大切なことというのは、どのような場面でも対応できる広い経験や知識、何を求められているかを察する能力であったり、社会で恥ずかしくないような丁寧な立ち居振る舞いが出来ることだと思っています。それに体力、忍耐力も。。子ども達がこれから成長し、小学生、中学高校、大学、そして大人になったときのことを想像して、私達がお手伝い出来ることをしてあげたいと思っています。

スクールの環境も教室が拡大し、より快適に過ごすことが出来るようになりました。また、たくさんのご縁があり、志の高い先生やスタッフ、関係者の方々の思いがスクールをより良いものにしてくださっているなーと感じ、心より感謝しています。

これからも、どんどん皆さんとアイデアを出し合いながら、子ども達を観察して、刺激していく環境を作っていきたいと思います。