2017年5月8日月曜日




『子どもがクリエイティブに育つ街、神戸』


先日、神戸市が主催の”『子どもがクリエイティブに育つ街、神戸』を考える”という、ワークショップに参加してみました。クリエイティブな子どもってどんな子?街でどんなことが出来るのか?をテーマに、年齢や経験も違う方々とアイデアを出し、考えてみました。


クリエイティブという言葉は教育現場でも良く耳にしますが、時代が変化するスピードがどんどん速くなっていると感じる世の中で、子ども達が変化に負け人生を諦めるのではなく、笑顔で幸せに生きれる時間が長くあって欲しいと誰もが子どもに望んでいます。では、どんな力を子どもに身につけてあげるべきなのかと考えると、変化に対応出来る力ではないかなと思います。どんなことが起こっても方向を変えれる柔軟さや、そこからどうするべきかアイデアが浮かぶ発想力、頭に浮かんだことを現実のものにしていく知識と行動力があれば、子どもが将来一人社会に出てもたくましく生きていけるのではないでしょうか。


皆さんと話しをしていて、『あ、そうだ』と思ったのですが、たくさんの経験とチャレンジをさせてみることでたくさん失敗もするし、それが失敗体験となり次にどうするかを学ぶことが出来ます。そうすると次は上手く出来ることで、それが出来たなという成功体験と自信になります。自信を積み重ねた子は、チャレンジをすることを恐れず行動し、また失敗を重ね・・・・と、それが良い成長のスパイラルになるのではないでしょうか。新しい世界に飛び込むことを恐れない子は、どんどん見る世界も広がり、思考もより深くなります。様々な経験をした子どもは、面白いので周りから興味を持たれ、人が寄ってくるようにもなるでしょう。そして集まって来た人たちから与えられ得るものが、またその子をさらに成長させてくれるはずです。素晴らしい! 私達のスクールの方針、”愛される人というのは、よりたくさんのチャンスと幸せを得ることができる”というのは、このあたりを目指している訳です。


ワークショップでは、同伴した子どもたちが紙皿やコップを使った遊びをしていました。スクールでも毎日15時半からのデモクラティック教育の時間に、廃材として捨てるものから自由にクリエーションして遊びを生む子ども達の姿があります。その時間にいるスクールの子ども達は毎日それが出来る環境を作っています。はじめは遊び方もわからない様子でしたが、やっと大人が関わらずに子ども達の世界で遊べるようになりました。しかし、まだまだもっと私たちを驚かせてくれるような、大胆な発想が生まれる日を密かに私は楽しみにしています。
スクールでは、もともと子どもが本来持っているクリエイティブさをつぶさないよう、それまでの環境で閉じ込められてしまった子には殻から出てこーい!と先生やスタッフがいろんな仕掛けを日々考えて工夫しています。スクール開校から短期間ですが、子どもたちの行動や発言が変わり、その効果が目に見えていることに私達も日々嬉しく感じています。



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