2019年6月14日金曜日


6月の近況と思うこと


 4月から新しい学年がスタートし、はや2ヶ月半が経とうとしています。初めてスクールに来たお友達も、随分とスクールの生活に慣れてその子らしさをのびのび表現してくれるようになり、私たちも楽しい毎日を過ごさせてもらっています。

 6月は、保護者の方との個人面談を順番に行っています。その報告を聞かせてもらうと、リトルスプラウトは英語プリスクールでありながら、目には見えにくい子ども達の内面を日々の言動からよく観察して、先生方が細かく必要な個所は軌道修正をしてくださっているんだなと、その仕事ぶりを見てあたらめてプロだなと感心してしまいます。
そのおかげか、開校より2年と少しが経ちますが、お預かりしている子ども達は、常日頃からたくさん愛情を受け、心が満たされている状態であったり、話を聞くこと、見通しを持って考えることを促しているため、全体的に落ち着いていたり、優しかったり、やる気満々だったり、皆ステキな魅力が育っているなとその変化にうれしくなります。



学習面では、日本語と英語の言語活動、総合学習(算数、社会、理科、アート、音楽)など、アカデミックな学びもたくさん行いますが、あまり目に見えるプリント学習は多くなく、また大筋のプラン以外は、その時の子ども達に合わせて先生方が興味を引き出すようなレッスンスタイルのため、ここは保護者の方にわかりにくいところもあり申し訳ないと思いながらも、子ども達には楽しい時間になっているようです。

アカデミックなレッスン以外には、デモクラティックタイムなどの自由探求の時間も取っています。一見ただ遊んでいる空間ですが、この「遊び」も不可欠で重要な役割を持ちます。デモクラティックタイムの様子

 先日、先生から面白い話を聞きました。ある子がバイオリンのレッスンを待っているときに「ここはバイオリンをしている子だけで遊ぶの」とグループを作り、他のお友達を入れてあげないと言っていたことがあったそうです。先生はどうするのかなと見ていたら、ひとりの子どもは、グループに入りたかったけどどうしていいのかわからず固まり、また別の子どもは、なんとか入ろうと、「わたしもお家でバイオリンみたいなのしてるから入れるよね」と本当かウソかわからないような話をして半ば無理やり(笑)グループ入っていったそう。それを聞いて、「たくましい!」と笑いましたし、この子はきっとどうやっても生きていけそう。とこれってまさに小さな社会の縮図で、このような経験を遊びの中でたくさんして自分のものにしていって欲しいなとしみじみ思いました。



 いろんな意味でバランス良く賢くなってもらいたいと願うならまず思いっきり「遊び」ではないでしょうか。今はたくさん選択肢もあり、いろんなことを経験させてあげようと、たくさん習い事や旅行も良いですが、子ども達が自分のペースで考えて自由にする時間も大切にしてあげてください。

分かりやすい記事がありましたのでこちらご参照まで。
https://gigazine.net/news/20180514-why-children-needs-play/



2019年4月11日木曜日


「グローバル」「国際人」って?



  昨今、学校のHPや資料で、「グローバル」「国際人」という言葉がどこにでもあふれています。ふと、何をもってグローバルと言うのか・・・国際人って何だろう・・・と、考えさせられます。
まだまだ家庭によって様々だとは思いますが、今時の若者は、世界中の情報を手軽にスマホで見ることができて、そうゆう意味ではボーダーレスになってきていますし、大学も日本の大学ではなく、海外の大学を目指す学生の数が増えています。
私達も、単純に「グローバル」「国際人」という言葉に踊らされるのではなく、具体的に何が?ということを検証する必要があるのではと思います。

 先日、海外から来られた大学教諭とお話をする機会がありましたが、国際的には、「持続可能な社会」(どのように今地球上にある資源や環境を守り、人類が生きていけるように持続していくか。)ということの意識が高く、その調査のために日本に来日されているということでした。欧米では環境や世界が抱える課題を、学校内に責任者を立て積極的に教えています。PISA(国際学力調査)では、昨年より世界の15歳にGlobal competence=環境や多様性への知識と理解がどれだけあるか、を測るテストが行われました。

 どうして難民や亡命者がうまれるのか、一国の経済崩壊がどうして世界に影響するのか、環境に配慮した企業製品を選ぶのか、世界の文化や宗教に理解があるか、日常で国際的な問題についての議論が積極的に行われているか・・・など、今の日本の15歳(中学3年生)でどれだけこの質問に答えれる子どもがいるでしょうか。(大人も勉強をし直さなければですね・・)


 同じく企業でも、環境衛生管理がどれだけ整っているかが、海外に進出するには必要不可欠になっているため、英語が話せてその管理資格をもつ人材がとても不足していると聞きました。子どもたちが社会に出るころには、地球規模で問題意識や理解のある人が、活躍していくことだろうと想像できます。英検や入試でも、環境や社会問題について意見を求められることがより増えていくでしょう。

 その他に、教育や就活関係の書籍や記事を読んでいると、「オールドエリート / ニューエリート」や「人より突き抜ける」という言葉を良く耳にします。今までは、人と同じようにというのが良いとされていましたが、これからは、一見学力に関係のないことでも、人の何倍も何かに打ち込んでいる人や、面白い経験やエピソードをたくさん持っている人は、それが強みや魅力になり、評価されていくということです。たくさんのことを経験し、知識や考えを広げ、子どもたち自身が無心に打ち込めることをたくさん見つけていってくれることを願い、スクールでも微力ながら力になれることを、柔軟に取り入れていきたいです。






2018年12月6日木曜日


お久しぶりの更新です・・




  忙しくしている間に4.5ヶ月経ってしまいました(笑)先生よりブログ書いてくださいと言われたので、ぼちぼち更新していきたいと思います。

 日々のニュースを見ながら、人を育てる立場にある私たちとして様々なことを考えさせられています。悲しいニュースですが、少し前には八王子市立中学2年生がいじめの影響で自ら命を絶つというニュースがありました。どうしてそこまで追い込まれてしまったのか、そして、そこまで苦労や喜びを重ね育ててきたご両親の心情を想像するとたまらなく胸が痛くなります。大人から見るとそんなことと些細に思えることでも、子ども達にとってはこの世の全てか終わりのように思えたり、特にティーンの年代の子ども達は繊細で壊れやすいと気付かされます。
 また近頃の子ども達は、日々忙しく常にプレッシャーを抱えていると感じることもあり、これからまだまだ続く長い長い人生を、そんなスピードで走っていて大丈夫だろうかと心配になることもあります。私たち大人は、もっと違う世界や広い世界を見せてあげれることや、こうでないとダメだということは無いんだよ。ということを伝えたり、違う選択肢を提示してあげれることも時に必要ではないかと感じます。

  子どもがこの世に産まれて来てくれた瞬間、全ての親はただ『元気で幸せに育って欲しい』と願い、座った!!立った!!だけでも手を叩いて喜び褒めていたのが、成長するにつれ、子どもの為だからとあれもこれもと思うようになり、周囲と比べたり焦ったり、大人の不安をこどもに押し付けてしまっているようなことは無いかと、立ち止まり考える機会を持っていただければと思います。リトルスプラウトでは『生涯に渡り人から愛される人、そして社会に幸せを与える人』に育って欲しいと願っています。当たり前のことすぎて深く考えたり取るに足らないことのように思われるかもしれませんが、これから子ども達が成長する中で、そのような人間の本質:私たちは互いに支え合って社会を作っていることや、きちんとあいさつをしたり、他を思いやる、自分を大切にし感謝をすることなど。どの成長過程においても親がその背中を見せ、ご家庭の教育で一番に大切にしていただければと思います。人間一人一人は違い、その子に合った生き方で良いと思います。ご家庭ではお子さまの性格や興味に合った環境を良く見極め、一人前になるまでサポートをしていただければと思います。

 このような記事も見ました。現役教育大学生が日本の教育を変えるべく、コーチング型教育を日本で広める活動をしています。その昔、私も学生の時に『なんでこれを暗記する必要があるのか?生活のどこに役に立つものなのか?』と良くわからないまま暗記して、結果大人になった今は全く覚えていないという残念な現実。。。意味が分からずやらされるのではなく、実生活と出来るだけつながりを持って、自分で考え導く学び方というのは、リトルスプラウトでも、先生方が子ども達に指導をする時に意識をしてプランニングをしてくれています。

記事の本文より一部抜粋してみました。

本文より・・・・・・・・・・・・・・・・・

コーチングの授業として、具体的に下記のような解のない問いが日本の授業には必要だと提案する長澤さん。
<社会>
応仁の乱で京都は焼け野原となりました。この戦いを起こさないためには何が必要だったと思いますか?
「山名氏と細川氏がどんな戦略を持って戦ったのか?という部分の理解や洞察力が求められる問いですが、答えはひとつではありません。この問いのいいところは、いつどんな時代に起きたか?という歴史上の背景や人物についても考慮に入れなければ答えられない点。歴史から学ぶことはたくさんあります。ただ単に試験対策で年号を覚えるのではなく、なんのために覚えるのか、目的意識をはっきりすれば、子どもたちも覚えやすくなるはずです」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
このような問いというのは、実生活に役に立つ考え方だけでなく、これからの入試にもたくさん取り入れられていくと思います。ちなみに、本文中にもありますが、彼らはクラウドファンディングで活動費用約78万円を集めました。どのような環境(家庭・学校・友達・それ以外の交流関係など)にいるかによって、限定的な考えや行動しかできない若者と、柔軟なアイデアと行動力を持つ若者との格差が広がるような気がします。この記事にあるような若者には生きる力や意味が感じられます。子ども達を導く大人の私たちも、時代に遅れないようたくさん勉強しないといけませんね(笑)日本の未来は明るいです。



2018年5月31日木曜日



【考えるちから】



  面白いなと思う記事がありました。「全米最優秀女子高生」の母親、ボーク重子さんのお話でしたが、子どもの成功は「親のタイプ」で決まり、それは大きく4つに分けられると書かれていました。
4つのタイプは「親の子に対するコントロールと期待水準の度合い」と「子どもの気持ちやニーズに寄り添う温かさの度合い」という2つの尺度によって、民主型、服従型、寛容型、無関心型に分類されるとのこと。
(以下記事抜粋)
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 子どもへの声かけでわかる、親のタイプ
 さて、あなたが子どもに対して頻繁に使う言葉は次のうちどれでしょう?
 「どうしてできないの?」
 「パパが言ったようにやればいい」
 「○○ができたらご褒美をあげる」
 「あなたはどうして○○をやりたいの?」
 「やってくれたらママはうれしいなあ」
 もしもあなたが「どうしてできない?」「パパが言ったようにやればいい」「やってくれたらママはうれしいなあ」といった言葉を子どもによく投げかけているとしたら、 あなたは子どもをマインドコントロールし、自分の思いどおりにしようとする「服従型」の親といえるでしょう。「言うことを聞く子=良い子」の構図です。
 「○○ができたらご褒美をあげる」などと、心をもので釣るようなことをしていたら、「寛容型」の親。
 そして「あなたはどうして○○をやりたいの?」と問いを投げかけ、子どもの意思を引き出していたら、「民主型」の親といえます。
 ちなみに先ほどあげた声かけの中に、「無関心型」の親に該当する言葉はありません。無関心型の親は、子どもに関心がないため、そうした声かけすらしないというわけです。
 では、この4タイプの中で、どれがベストなタイプなのでしょう?
 ベストな親に必要なのは、自らやる子を育てるようなマネジメント型の見守りと、子どもの能力を最大に引き出す子どもへの高い期待。つまり、「民主型」の親が、ベストだということになるのです。
――――――――――――――――――――――――

 リトルスプラウトでは、ご両親がどんな価値観を持ち、どのように子ども達に関わっているのかを興味深く見ています。そしてそれはご家庭によっていろいろですが、間違いなく子ども達に映し出されているなと実感しています。ご両親との関わり方として、ただ一緒に時間を過ごすだけでなく、対話があったり、面倒がらずにきちんと説明をされている姿を見ていると、その度に子どもたちの経験や知識が増えていっているんだなと感じます。

 そして冒頭の【考えるちから】に戻るわけですが、やってもらう、与えられるばかりでは、考えるチャンスを奪ってしまい、考えなければいけない時に、考えて行動することが出来ないで苦労している子ども達の姿を見ます。上記の型から言うとリトルスプラウトでは、「民主型」の接し方に当てはまると思います。スクールの中で「どうしてそうしたのか教えて」「それをどうしたらいいのか考えてみて」というような声掛けを良く耳にします。先生にそう言われ、考えることが苦手な子どもは、単純な答えを導くことが出来ずに黙ったまま固まってしまったり。。。そうこうしている間に、お友達と遊ぶ楽しい時間や、新しい知識を吸収する時間が過ぎてしまうのが残念だなと思うのですが、お友達の中で上手く振舞えないなど、出来ないところがある子ども達を見て、先生方は『経験が足りないからだね』と、日々根気よく経験を重ねる努力をしてくれているところがさすがだなと思います。

 その他に、リトルスプラウトでは、ナーサリー(2-3歳)から丁寧に生活習慣を訓練していますが、服の着脱、持ち物の管理、トイレトレーニングなど、身の回りのことを自分でするという、生きていく上での基本的な習得が長引いてしまうことで、自立心が育つのを妨げてしまったり、心身ともにアクティブに活動することに影響を与えていることもあります。ご飯を食べる時は何を準備する。全部終わったら片付けて自分のカバンに入れて持って帰る用意をする。そこでもまた【考えるちから】が大切なポイントなのですね。

 スクール15時以降のデモクラティック教育の時間では、子ども達は自由に思い思いに過ごしています。一見ただ並べているだけのブロックも、観察していると、真剣な目で慎重に並べていて、まるで研究者のようです。自由の中から自分で考え創り出している大切な時間です。友達や異年齢と交流し、主張したり譲ったり、これもまた考える訓練です。
【考えるちから】というのは、一生使い続ける能力で、その質によっても大きく未来が変わる大切なスキルなのに、教育というと目に見える点数で評価され、あまり意識されていないのではないかなと感じます。たくさん考える経験をした子どもは、成長するにつれ自分のやりたい事や意味を見つけることも上手になり、それに伴い人生は思考の連続ですから、柔軟に生き抜くことも上手になるのだと思っています。

 

最後に、自分に対してベストな人こそが、ベストな親になれる

とありました。「子は親の背中を見て育つ」
どもにやりなさいと言うならば、親も子が尊敬するような背中を見せれるように生涯成長と学びの心を持っておかなければということですね。

記事リンク


2018年4月9日月曜日

英語検定のあれこれ





 2020年大学入試改革についての話題や情報が巷に溢れていますが、やはり気になるのは英語がどうなるんだろうということですね。大学受験にはまだまだのスクールの子ども達ですが、時代の流れやニーズを理解して、スクールでお預かりしている間に、それに沿った英語の基礎力を身につけてあげれるよう、スクールの子ども達に有効な教材やテストを日々研究しています。

 2020年からは、『読む、書く、聞く、話す』の4技能の能力を証明するために、外部英語検定の成績が活用されるということですが、先日、大学入試センターは、各種英語検定試験が採用条件を満たしているかどうかの結果を公表しました。http://www.dnc.ac.jp/news/20180326-02.html  従来の英検については、4技能を公平に評価していないということで認定されないという結果になり、今まで取った英検の資格が大学入試に使えないのかと、新聞やニュースで話題になっていましたが、大学によっては独自の入試方法により優遇されることもあるでしょうし、英検協会も2018年より正式に大学入試に認定される4技能を盛り込んだ英検CBTなどをスタートするということです。マイクに向かって喋ったり、ライティングをキーボードでタイピングしたり、その対策に保護者の方も悩みそうですね。http://www.eiken.or.jp/eiken/cbt_info/  英語の4技能は、基礎からバランス良くじっくり伸ばしてあげ、高校を卒業するまでに正式な4技能テストでCEFR B2 程度のスコアが出せれるようなれば十分ではないでしょうか。

 英検以外にも英語検定試験はたくさんあり、どのタイミングで何を受けたらいいのか、正直ややこしいです。少し知識のある私たちでさえそれですから、保護者の方には、英検をさせてたらいいでしょとなるのも仕方がないなと思います。どんなテストがあるのかはこちら→ http://4skills.jp/qualification/comparison.html 
すでに大学入試センターで認められているテストの中には、能力があっても、高校生にならないと受けられないテストや、いつでもどこでも手軽に受けられないものもあります。例えば、今スクールの子ども達が受けれそうなテストとして、ケンブリッジ大学英語、またはTOEFL Primary/Juniorを見ていましたが、前者は関西で受けれる会場と開催回数のハードルがあり、後者は4技能ではないという不満が残ります。それに、4技能を求めるテストは受験料が1万円前後と、子どものテストにしては、気軽に何度も受けれるような価格ではないという課題もあります。
 現在、様々なテストをリサーチしていますが、有名なテストに限らず、少しマイナーなものでも先々につながる可能性を秘めているものがあれば、取り入れて行きたいと思っています。スクールの子どもたちが将来大きくなった時に、大学入試センターで認定されている4技能テストで有利になるスコアに導けるよう、スクールで取り組んでいる『読む、書く、聞く、話す』がバランス良く出来る環境を作っていきたいと思います。

もっと詳しく知りたい方は、『英語4技能試験情報サイト』

*資料:文部科学省HPより


2018年2月26日月曜日


最近のつぶやき


 突然ですが最近の先生のヒット本です↓ 付箋がたくさんついてバイブルのよう(笑)スクールでは、保護者の方にも様々な情報を共有していきたいと思っていますが、こちらの本も先日のキンダー説明会にてご紹介させていただきました。


今はスマートフォンやアプリの普及で世界のどこにいる人ともつながれる時代になりました。子ども達が大人になる頃には、今では想像もつかないような世界に変化していることと思います。そのような未来に、私たちが何をしてあげれるか考えると、この本には声を大にして『そう、そう!』と言いたくなるような、たくさんのヒントが詰まっていました。とても興味深い内容です。

世界基準の子育ての3つの条件:『自信・考える力・コミュニケーション力』

①子育ての90%は、自信を育てられるかどうかにかかっています。自分で出来たという成功体験をたくさん作ってあげることで自信が育ちます。

②考える力:情報を見極める力、常識を疑う力、未来を予測する力、多方面に考える力、自分の意志を検討する力。答えの無い問題にどう取り組むか、考える技術を教えます。このようなソフトスキルは、明確に数値化することは出来ませんが、身につくような普段からの環境や言葉かけが大切です。

③コミュニケ―ション力
相手の目を見て話す。笑顔で挨拶をするというのは、とても当たり前のことですが、人付き合いのルールは、親や周囲の大人がお手本を見せてあげることが大切です。意思疎通がぎこちない、人間関係が上手く作れないでいると、生きていく上で苦労を招いてしまうことになります。


 世界では国によって話す時の距離感や表現の仕方も様々です。その中で、どこに行っても相手との距離を縮めて心地よい会話をすることが出来る人というのは憧れですね!リトルスプラウトでは、子ども達に『生涯にわたり人に愛され、信頼される人』になって欲しいとい考えがあります。シンプルなようですが、これを持ち合わせる人の周りには人が集まり、人に可愛がられ、たくさんの幸せとチャンスを得ることが出来ます。周りを見渡すと当てはまる人がたくさんいます。

 付け加えて、先日先生がお話をしていたのは、『言語力』です。とにかく日本語も英語も本をたくさん読む。本を読むことで日常の会話に出てこない言葉や世界をたくさん知ることが出来ます。小さいときから読み聞かせをして、6歳までに本好きな子どもに育てることを目標に、お家の方にもご協力いただけるようお話をしました。

 個人的に、最近子ども達を見ていて頭をよぎるキーワードが『バランス』です。心と体、知識、生活習慣、どれが欠けてもアンバランスです。年齢にしたら凄いねという知識はあるのに、自分の身の回りのことはどうしたらいいのかわからなかったり、ハサミはまっすぐ切れるけど自由に想像してカットすることは苦手だったり、人のお世話は焼くのに自分のことをやるのは消極的、算数の計算は出来ても文章題はわからないなど・・・先生方はとても良く子ども達のことを観察してくれています。それぞれ成長の過程であったり、今までの生活から経験値が足りていないことでそのようなアンバランスが見られますが、スクールでお預かりしている間、凸凹だなあと思うところをバランス良く修正してあげれるように働きかけていきたいと思います。

おまけの写真↑ デモクラティック教育の時間にカイル先生と演奏をする生徒。とっても愛らしかったです。


2018年1月16日火曜日



明けましておめでとうございます。



 2018年に入り、早いものでもう1月も中旬になりました。
しばらくの冬休みで、予想通りお家の方と離れる時に悲しくなるナーサリーさんも居ましたが、レッスンが始まるとスイッチが入ったように、先生に言われなくても何をしたらいいのか、いつものルーティンをこなしてくれ、まだ2歳、3歳なのに、チャキチャキと他のお友達を手伝ってあげる子までいて、毎日の積み重ねが本当に身についているんだなと、嬉しく感心するばかりでした。

 多くの子どもは、スクールでお預かりしてまだ7、8ヶ月しか経っていない中、ナーサリー生徒は全体的に落ち着いてきたなぁと、実感しています。互いに相手を思いやる優しい行動や発言が溢れ、その成長が私たちの励みになっています。



 



 
 キンダーさんも、ネイティブの先生と英語で話す文章がだんだん長くなってきました。昨日も一人の子が、カイル先生に、さっきお友達とああだった、こうだったと説明している場面があり、最後のおまけに自分が伝えたいこともちゃんと主張して、日本語、英語が違和感なく伝えれるようになってきたんだなぁと感心しました。これからの成長が益々楽しみです。

 3学期は1年の締めくくり。進級・卒園式まで飛ぶように去っていきます。
先生方が卒園式で使う曲をどれにしようかと、選んでいる曲をいくつか聞いているのですが、スクールがオープンしてまだ1年も経っていない子ども達が大きく成長し、自信に満ちた笑顔で卒園していく姿を想像するだけで、すでに涙しそうになってきます(笑)その日がイメージ通りになるよう、あとわずかな日々で子ども達にしてあげれることを、私たちもやり残しの無いように、しっかり勤めていきたいと思います。

 リトルスプラウトは、先生方のスキルと魅力もさることながら、スクール運営を応援してくださる協力会社の方々や、専門分野でアドバイスをいただいている先生方、保護者の皆さま、知人友人の方々が、本当に本当に温かいことが財産です。子ども達は、良くも悪くも環境に敏感に反応します。皆さんの温かい輪は、確実に子ども達の健やかな成長を助けてくれているんだなと感じています。いつもご支援をいただき有難うございます。

本年度もどうぞよろしくお願い致します!!


2017年11月27日月曜日

やはり人柄がものをいう


 ハロウィーンが終わったと思ったら、もう12月でクリスマスや年末、お正月もそこまでという現実味が増して焦ってきます(笑)
 巷では受験生がいよいよ追い込みという空気を感じます。今どきの大学受験は、一般的な入試だけはでなく、独自の入試方法が様々で、よーく情報収集をしておかなければ、有利な入試方法を見落としてしまうことになりかねません。リトルスプラウトでお預かりしている子ども達には、まだまだ先の話ですが、そのころには2020年の入試改革が社会に定着している頃でしょうか。

 夏以降、続々と周りの受験生たちが、合格したという報告を聞き、とても嬉しい気持ちなのですが、彼ら、彼女らを見ていると、テストの点数ももちろんでしょうが、どの子も『人に好かれるキャラクター』『礼儀正しい』『自分をアピールできる』『自信を持って発言出来る』というような、ステキな愛するべき人柄を持ち合わせているこども達ばかりでした。ある子は、面接で自分らしく思いっきり笑顔でアピールしたあと、面接官から『大学に入ったら期待しているよ!』という言葉が出たそうです。そこまで、相手をワクワクさせることが出来たなら大成功でしょう。その話を聞いて、さすがだなと感心しました。

 人生において、入試だけでなくそんな場面は常に起こります。相手を惹きつけるものを持っている人は、どんな難しい問題に答えらえるという人より強い武器を持っていると思います。

 リトルスプラウトでは、そのような価値観を頭に置きながら日々子ども達を育てています。保護者にとっては、プリント学習をたくさんして、ほらこんなに出来ましたよ。というのが分かりやすく、満足していただける結果なのでしょうが、必ずしもそれが子ども達にとってはベストでなく、また近道ではないと私たちは考えています。

 まだまだこれから長い人生です。ご家庭では、これでいいのかと不安や不満に感じることもあるかもしれませんが、今の幼児期には人格形成の土台づくりを優先させてあげる環境を、少しスローダウンして待ってあげてください。目には見えない成長かもしれませんが、こどもたちは脳をフル稼働させてたくさんのことを学んでいます。一見、何にもならないつまらないことをしているように見えるかも知れませんが、ちゃんと脳の中身は刺激を受けて、これからの準備をしています。

 先日から、『マルトリートメント』の本を読んでいるのですが、まずはしっかり愛着や心が安らげる場所を作ってあげることが、どれだけ子どもの成長にとって大切なのか、それが慢性的に欠けていると実際に脳が変形し、のちに様々な影響を与える事例や研究結果がたくさん紹介されていました。
いつでも神様、仏様のような親ではいられないと思いますが、時にゆったり、じっくり子ども達と過ごす時間をぜひ取ってあげてください。





2017年10月25日水曜日

自慢のスタッフ


 今日は先生方について、少しお話をしたいと思います。
リトルスプラウトでは、現在4名の英語ネイティブスタッフ、6名の日本人スタッフが働いています。ネイティブの先生方は、3名がアメリカ人、1名は英語がネイティブの日本国籍の方です。それぞれアメリカ本国での教育現場、日本での公立の小・中学校、インターナショナルスクール、大手英会話学校など、英語にまつわる様々な現場で指導を続けてこられた、経験が豊富な先生方です。例えば主任ののRobb先生は、日本人よりも真面目で責任感が強く、毎日のスクールでは、きっちりと念入りなレッスン準備をしてくれています。そのおかげで子ども達の英語も、まだ発展途上ですが『聞く、話す、読む、書く』がバランス良く身についてきました。Robb先生はこども達の心をつかむのが上手で、お家の方からの信頼もとても厚い先生です。


 教育全体を統括しているYamada先生は、とにかく教育に対しての熱い思いがあり、教育について語りだすと話が長くなります(笑)子ども達の為に常に最善の環境を作ろうと、日々フルパワーで動いてくれています。また9月よりYamada先生と共に、運命としか思えない良縁があり、幼児教育の専門であるAsa先生もチームに加わってくれ、子ども達の何気ない時間も、意味を持った保育が出来るように環境が進化しました。先生のノートを覗くと、たった数週間で子ども達一人一人の行動や性格をとてもよく観察し、ノートに細かくメモを取ってくれていることに驚きました。Asa先生もまた真面目です。その他にも、スクールでは家庭的保育者として、お母さんのような目線で包み込むように優しく子ども達に接してくれている先生方がいます。皆、自主的に責任を持ち仕事をこなしてくれ、信頼できる自慢のスタッフばかりです。

 『プリスクール』、『インターナショナルスクール』と言われるスクールでは、英語がどれだけ身につくかという広告ばかりが前に出てしまうことがあります。それを選ぶ保護者の方々も、他の家庭と比べたり、どんな難しい問題がどれだけ答えられるのかということに焦ってしまい、子ども達の気持ちと一番大切な心と体の安定、年齢に合った成長過程というものが置き去りにされていると感じることがあります。


 英語保育のスクールは時代のニーズと共にたくさん増え、個々にいろんなサービスを提供しています。選ぶ際に気にしていただきたいところは、スクールがHPで謳う内容だけではなく、実際はどうなのかというところを良く見ていただくことが大切だと思います。どの業界でも必ず良し悪しがありますが、そもそもマニュアルが無いスクールや、ビザの為だけに働いているスタッフ、衛生管理が良くない場合や、不法な行為、十分なトレーニングが行われていない事や、スタッフ間のいやがらせなど、場所によっては、子どもを安全に保育する以前の問題を抱えているところも少なくありません。

 また日本人スタッフにおいては、保育士などの幼児教育の免許を持ちながら、英語を話すスタッフを確保することはとても困難な現状があります。幸運なことにリトルスプラウトではその課題をクリアしていますが、認可保育園・幼稚園では、幼児教育の免許をもつ人が何人必要という厳しい決まりがあるところ、一般的な英語保育の現場では、保育の資格より英語が話せることが優先され、英語が話せて子どもが好きという方や、自身が子育て経験があるという方がプリスクールの現場を支えています。

 私たちは今まで異なった現場で英語保育を行ってきましたが、ここにきて改めて、スタッフの多くが幼児教育への理解があるかどうかということは、子ども達を最善の方法で指導することに欠かせない素質なんだなと、リトルスプラウトの先生方を見ていてその大切さと違いを感じています。リトルスプラウトでは、様々な問題を抱える現場ではなく、ポジティブな言葉や発想が生まれる気持ちのいい現場であり続けるために、スタッフ間の話し合いやコミュニケーションを意識しています。そして、保育面では丁寧に子ども一人一人の個性を伸ばしながら、出来ないところは出来るように根気よく訓練し、間違って身についているところは矯正して、子ども達がこの後の長い人生を、楽しく!幸せに!たくましく!過ごしてもらえることを願いながら、日々スタッフ全員でアイデアを出し合い進化していきたいと思っています。


2017年10月18日水曜日

英語の習得について


 リトルスプラウトは、インターナショナルスクールと日本の保育園・幼稚園のそれぞれの特性をバランス良く兼ね備えた、全く新しいポリシーを持つスクールとして、元町にオープン致しました。私たちが、なぜインターナショナルスクールでもなく、日本の幼児教育でもない、中間のスクールを目指しているのかというと、私たちスタッフが両方の現場で子ども達とその将来を見てきた経験から、どちらのスクールにも良い所と足りないと思う点があり、その後の子ども達の成長に様々な影響を与えていることを目の当たりにしました。そう考えるうちに、両方の良いところをつなぎ合わせることで、より良い環境での保育と教育が実現出来るのではないかと、皆で知恵を絞りこのスクールを設立致しました。

 インターナショナルスクールは、英語の運用が抜群で、国際的な感覚を身につけ、外国人のような考え方や振る舞いが身につくことが良いところです。そして世界を身近に感じ、海外に出ることにも意気込まずに、活躍する舞台は広がることでしょう。
 対して、日本の保育園・幼稚園は、災害緊急時などで世界から賞賛された、日本人特有のマナーと礼儀を含む、素晴らしい幼児教育の理念があり、人間が生きる基本となる心と体の成長を、一人一人丁寧に細かく観察し、保護者と共に安心した健やかな環境を作ることを主にしています。日本に住む子ども達にとっては、日本の社会に合った躾や生活習慣、母国語である日本語で考え、正しく運用する力というのは、必要不可欠なことだと思います。
  


 一方、心配な点というと、インターナショナルスクール生では、将来子ども達が社会に出る頃に、日本の企業で通用する正しい日本語が使えるのか、英語と共にバランス良く学んでいくことは簡単ではありません。また日本人が外国人のような振る舞いをすると、時に違和感や周囲の誤解を受けることもあり、そのことで自分のアイデンティティーに悩む子どももいます。
 
 従来の日本の保育園・幼稚園、日本の義務教育を受けていく場合では、親が意識をしなければ、子ども達が大学や社会に出るころまでに英語での日常会話と読み書きが不自由なく出来るようになるのは難しいでしょう。英語が話せなくても生活は出来ますが、現代はスマホ1つで世界中の情報が手に入る時代です。英語がわかるかわからないかで、得れる情報は何百倍にもなります。そう考えるともちろん選択肢はたくさんある中から選べる方が豊かに生活していけるはずだと思います。

 そのような広い長いスパンで子ども達を取り巻く環境を考えた結果、日本に住むのであれば、日本の言語とマナーを社会に通用するレベルできちんと学ぶ必要があり、英語については、実際に子どもが自立していく大学までに習得することを目標にしたら良いのではと感じます。高校を卒業する頃を目安に、英語に不自由のない読み書きと会話力をつけてあげれば、大学になった時に、海外の大学を目指すことや、日本の外からの情報を得て大人としての考えを磨いていくことにとても役に立つと思います。そう思うと、まだよくわからない年齢から英語がどれだけ出来るということを競って焦るのではなく、本来何を優先させてあげるべきなのかを、少し立ち止まり考えることが大切だということをご家庭で意識していただければと思います。



 日本の義務教育で学べる英語では不十分なため、リトルスプラウトでお預かりしている数年の間、インターナショナルスクールの良いところを取り入れ、ネイティブの先生と毎日を過ごします。海外の文化や考え方、話す言葉や見た目が日本人と違う先生を先生として信頼し学ぶ経験は、子ども達の興味を更に広げてくれます。これは従来の保育園・幼稚園では経験することが出来ない特別な環境です。また、スクールではネイティブにこだわり、英会話が出来る外国人ではなく、正しい文法と発音で英語を話す先生がサポートしてくださるので、何気ない普段の会話を取っても、子ども達はたくさん正しいお手本から学ぶことが出来ます。

 また、教師資格を持つネイティブの先生が教える丁寧なフォニックスはとても効果があるようで、4月から初めて英語を学んだというキンダーの生徒も、英語のコミュニケーション力や本を読む力が付き、私たちもその成長にとても感心しています。先日スクールで行った児童英検では、受験級は異なりましたが、間違えたのは数問だけで、全員が90%以上の正解率という結果でした。

 カリカリ机に向かって勉強するのが、必ず良い勉強方法という訳ではありません。ふとすると、リトルスプラウトでは、よく遊び、そんなに勉強をしていないようにも見えますが、先生方の専門知識と経験をもとに、効率の良い学習環境を作っています。その結果、少しずつ子ども達は学ぶことが楽しいと感じ、自主的に知ろうとする様子が見られるようになり、それと共にぐんぐん伸びる子は伸びていきます。これこそ私たちが、声を大きくして言いたい’ねらい’です。子ども達はのびのび、自信を持って自分を表現するようになり、ひょうきんで可愛らしく、笑顔と笑い声が絶えない姿が私たちの日々の力の源になっています。

 大切なのは勉強だけではありません、まず基本となる子どもの心と体が安定していること、お友達関係や、生活習慣、ご家族の方にもご協力いただき、身につけてもらいたいことはたくさん、たくさん、たくさん、他にもありますが、それはまた別の機会にお話しさせていただきたいと思います。

2017年9月27日水曜日

『discipline(ディサプリン)』=『躾』について


 スクールでは、私や先生方は子ども達の今や少し先だけを見ているのではなく、小学校、中学校・・・大学、そして大人になり社会に出たときに、どんな風に自立して幸せを感じながら生活していってくれるんだろうか・・・と、まだまだ先の長い道のりを想像しながら毎日子ども達と向き合っています。子ども達は、皆それぞれに素晴らしい個性があり、一歩進んでは二歩下がりの時もあれば、急にお兄さんお姉さんになったかのようで驚かされることもあり、人間がリアルに育っているなーと感じ、大変さと同時にやりがいを感じている日々です。



 スクールにおいてのディサプリンは、例えば悪いことをしたときに、年齢に応じて表現や言葉かけが少し変わることはありますが、先生が大声で叱ることや、罰を与えるような方法で躾けるのではなく、出来事が起こったそのタイミングで、落ち着いた声のトーンで真剣なんだという空気を作りながら、何が悪かったのか、どうなったのか、相手の気持ちやどうしたら良かったのかなど、本人が理解できるよう話をしていきます。もちろん、一回で身につく子どもばかりでもなく、何度も同じようなことをくり返すことは日常茶飯事ですが、子ども時代にはその訓練をしている訳ですから、大いに私たちは間違いを受け止め根気よく伝え、感覚を少しずづ学んでいってもらえたらいいと思っています。

 言葉使いについて、スクールに来たばかりの頃は、例えばハサミを取って欲しいときに、ドタバタと走りこんできて『ハサミ-!』と言って、先生に取ってもらおうとすることがありましたが、『何て言うの?、ハサミ取ってください。だよね?』というようなやり取りを何度も繰り返し、今では落ち着いて私のところに来て、『Ms.〇〇、ハサミを取ってください』ときちんと丁寧に文章で思いが伝えれるようになりました。このようなことは、家庭によってはさほど気にならないかもしれませんが、家族には良くても、外の世界では時に失礼で相手に良くないイメージを残してしまうことがあり、注意したいところです。そして子どもの間は、子どもだからで済ませられますが、小学生にもなるといつまでもそれでは本人が損をすることになるはずです。



 その他に、周囲に感謝をすること、物を大切にすることも、当たり前のことですが毎日のスクールの生活で意識をして言葉かけをしています。先日、幼稚園でも学級崩壊という話を聞いてちょっと驚きましたが、小学生になっても、周りに対する敬意や感謝の気持ちが育っていない結果、先生や家族にとても失礼な態度を取ってしまうということがあります。ある意味、だれもそこに意味や価値を持たせて育ててあげなかったのがかわいそうですが、ご家庭でも周りの人の支えや助けがあって、自分たちが日々を過ごせているんだという感謝の気持ちを、常にお話していただきたいと思います。

 考える力では、スクールでは自分たちで考えて行動するということに力を入れています。その結果、あらかじめ子ども達は、自分たちは何と何をするべきかということが頭に入っていて、最近それを自主的にこれをこの順でやろうと、授業を組み立てることが出来るようにもなってきたんですよ!ということを先生が話してくれました。素晴らしい成長だと思います。学びは本来楽しいものです。大人が何かに焦って『やらなければいけない』と押し付けてしまうと、学ぶことへの興味を奪ってしまいます。巷でよく聞くアクティブラーニング。リトルスプラウトでは、その要素がたくさんあるなと改めて感じました。http://learn1107.com/active-learning/
・・・・・アクティブラーニングは「思考力・判断力・表現力」を育成することを目的にしている。「主体性・協働性・多様性」の育成も目的としている。
例えば、小さい頃からグループワークをたくさんこなしていき、協働性を磨くということだ。これがグローバルに活躍する人材の育成に繋がっているわけである。(記事抜粋)

 『躾』について、まだまだ食事や生活習慣についても思いを込めて教育をしていることろですが、その話は長くなるのでまた今度としまして・・・

 リトルスプラウトが元町にオープンしてからの前期、”イングリッシュ・プリスクール”という名であるように、丁寧なフォニックスの授業から学んだことを使いながら、子ども達の毎日の本読みが目に見えて成果を上げてきています。加えてネイティブの先生との信頼関係もしっかり出来てきたところで、子ども達が積極的に先生と英語で会話をしている姿もあり、この半年足らずの期間でもプリスクールという名前にふさわしい英語の成長が見られとても嬉しい限りです。




2017年9月2日土曜日

”センスが良い”



 リトルスプラウトで初めてのサマースクールが終わり、やっと少しブログを書く余裕が出来ました。サマースクールでは、英語を使いテーマから学ぶプログラムを小学生に体験してもらいました。街頭で外国人旅行者に突撃インタビューをしたり、最終週の”Space"では、ペーパーマシェで太陽系を作り、スペースシャトルも一緒に飾りました。


 9月になり、来春からの新入学生徒のご案内を作成するにあたり、2017年のオープンから現在までの活動と写真を振り返っていたのですが、この半年足らずの短い期間にも関わらず、その活動のバラエティーの多さに、運営した自分たちがびっくりしました。そしてそのそれぞれの場面で、子ども達の笑顔がとても良く、心から笑顔になれる環境が作れていることを嬉しく思いました。

 

 私自身の話になりますが、幼稚園選びの時期にいろいろな園に行ったとき、夏の日に園庭で子ども達がパンツ1枚になり、裸足で水を浴びながら走り回っている幼稚園がありました。泥だらけでホースから出る水のアーチをくぐる子ども達のはじける笑顔が印象的でした。結果その幼稚園に子ども達がお世話になったのはもうずいぶん前のことです。  
 その時、園長先生とお話をしましたが、その時点でもう何十年も数えきれない子ども達を育ててきた大変キャリアのある園長先生が、『この時期は土台作りが大事なんですよ』というお話をしてくださったことが私の園選びの決め手になりました。

 土台というのは、”生きるセンス(感性)を磨く”ことだと思います。体力・精神面で安定している状態であったり、自分の事が自立して出来る、言われなくても場を察して行動できる、きちんと挨拶と感謝の気持ちを伝えられる、物事に興味を抱くことや、説明されたことの飲み込みが早い。。。ということは、生きていく為には当たり前で意識することを見落としがちではないかなと感じます。そのようなセンスは、周りの大人がその大切さを知って、そのように仕掛けていかないと自然に身につくものではありません。土台がしっかり出来ていない上に勉強や習い事を一生懸命積み上げても、自分事ではなくやらされているため、物事に興味を持てなかったり、いつも誰かに言ってもらわないと分からない、大人をリスペクト出来ない、うそをついてごまかす、じっくり集中して出来ない、人の話を聞けないなど。。。気になることが見える場合があり、思春期になると親子の信頼関係が崩れてしまう恐れや、それまでの労力が無意味になってしまう危うさがあります。このような要素が大人になっても残っていると、周囲から信頼してチャンスを与えてもらうことが難しくなり、苦労するんだろうなと想像してしまいます。

 子どもに将来どうなって欲しいですか?と質問をすると、幸せになって欲しいと答える方がほとんどです。幸せである為には何が必要でしょうか。安定した仕事に就くことも一つだと思いますが、それ以外にはどうでしょうか。今どんなことを優先させて身につけるべきでしょうか。
子育ては、子どもが社会に出て一人で生きていける力をつけてあげることだと思います。親が力ずくでやらせて言うことを聞くのは小学生くらいまでです。それからは親が見えない時間も増え、家庭以外の世界が広がっていきます。その時、正しく自分で考えて行動出来るか、何かあったときに子どもが親を頼ってくれる関係を築けているかが課題です。子ども達には、たくさん見て、感動して、自分で体験し、失敗して、そこから学びをくり返して、どんなことがあっても生き抜ける”センス”を磨きながら成長していって欲しいなと思います。
 

2017年7月5日水曜日

心を育てる


 リトルスプラウトが元町に開校してからまだ半年も経っていませんが、日々子供たちと接する中で、リトルスプラウトは英語を教えるだけのスクールではなく、子ども達の心の成長を保護者の方々からのコメントをいただき、とても自信と励みになっています。コミュニケーションとしての英語や、ていねいで正しい日本語を使う言語能力はもちろん身についてきている子ども達ですが、何より私たちスタッフが一番大切にしていいることは、子ども達の心が安定して、柔軟な発想が出来る大人になり、社会に出ることまでをイメージして育てていくことです。


 お預かりしている間、2.3.4.5.6歳、年代別に身につけておいて欲しいことを、一人一人細かく先生方は観察をしてくれています。手がかからない子どもも、それが良いかというと自分を出せずに閉じこもっている様子であったり、人一倍慎重な子どもも、先生方はゆっくり待ちながら少しずつ殻から出てこーいと導いてくれています。まずは信頼関係を築いて、殻が割れ子どもらしさを出してくれるようになって欲しいと思いながら、地道に語りかけをしています。子どもは一人一人違います。その子の良いところはそのまま伸ばしてあげ、年齢と成長を考えた上でここが心配だなというところは、矯正しつつ身につくよう忍耐強く働きかけてくれている先生方がいます。

 
 先日先生方と、『失敗体験をたくさんしている子どもはバランスが良い』という話をしていました。『失敗』をするということは、その前にアクションがあり、そのことによって失敗をしている訳ですから、いろんなことを経験したりチャレンジすることが、子どもの成長にとても大切なことだと思います。リトルスプラウトでお預かりする子ども達の年代で言う体験は、ほんとうに生きることの基本中の基本になるような身の回りのことや、まだちいさな世界の中で体験することになりますが、子ども達がワクワクして、やりたい!面白そう!と思ってもらえるようなプログラム作りを先生方と考えていきたいです。




 今日は、『雨の日散策』ということで、雨がちらつく中、レインコートとレインブーツを着て出かけました。台風が去ったあとの公園には大きな水たまりがあり、入りたいけど汚れたら・・と守りに入る子ども達をみて、先生が『さあー今の時間は好きなようにしていいよー!』と声をかけ戸惑いながらも一歩を踏み出すと、最後には思いっきり心を開放して夢中になる姿があったそうです。先生が撮ってくれた写真からそれがとっても伝わりました。このような何にも制限されず表現できる経験はとても価値のある時間です。目で見る、耳で聞く、触って感じる、鼻で感じる、心で感じる。というすべてが、脳への刺激になり、体の機能や子ども達の心をどんどん成長させてくれます。







2017年7月1日土曜日

話を聞いて褒めてあげる


 ”女性、子どもを笑顔にする”をテーマに、スクールのお話を少しさせていただき、それぞれの分野で活躍する方との意見交換を行いました。2時間の予定でしたが、話は尽きず次に移動した場所でもたくさん話しをさせていただきました。0歳~の赤ちゃん保育と執筆をされている方、幼稚園、小学校、中学校、病院の臨床心理士さん、発達支援、特別支援、主婦世代やシニアのサポートまで、人間の一生を網羅するメンバー構成が素晴らしかったです。それぞれのリアルな現場の声を聞けて、学びや気付きがたくさんありました。

 
 自己紹介は、アクティブラーニングを体験する”ヒーローインタビュー”を使って始まりました。2人組で、まず一人が’良かった’、’うまくいった’ことを話し、相手のインタビュアーは、①うなずく、②なるほど、③すごいですねと言うだけで聞くことに徹する。それぞれやってみてどう感じたかということを意見し、理解してもらえる=気分が良くなる=もっと話したくなるを体験しました。頭で考えるのと、口から言葉が出ることと、体感することというのは、全く異なった感覚なんだということは、自分で体験してみないとわからない経験ですね。実はこれは、自分の好きなこと、自分の得意なことは何?を話す練習をしているのですが、子どもの自主性を伸ばすためには、話す(聞いてもらえている)体験と、自分で選ばせる(自己決定)できたことを褒める(自己効力感)を生活の中で意識していくことが大切です。何を着ていく?何を食べる?小さなことでも褒めてあげる。子どもが約束を守れないと相談してきたお母さんに、その約束は誰が決めたかを聞いてみると、お母さんが一方的に決めたということだったりするわけです。子どもが決めることがすべて正解でない場合もあると思いますが、その場合は、この場合はどうだろうねと投げかけ、また子どもに考えさせてみたら良いと思います。


 大学院でゼミのティーチングアシスタントをしていた臨床心理士の方は、学生に’学びたいことは何か’と聞くと、やりたいことがない、何となくこれかなーという声が多く困ったという経験から、説明できる能力がないことを問題定義されていました。それはその子たちが、学校や家庭で自分の考えを述べる経験をさせてもらえなかったり、意見をしたときに周囲から怒られたなど、良い体験をしていないということが背景にあるかもしれないとお話されていました。子どもだけに限らず職場でも、話す場、話してもいいんだよという環境を作ることは大切だと思います


 社会の流れはというと、今までの読み書きそろばんのIQだけを伸ばす学習では通用しないということは周知されていますが、世界で活躍する有識者たちから、日本の変わらない受け身の教育では若者がかわいそうだという声が上がり、この1.2年でムーブメントが起きたとのことです。それを受け、文部科学省では、大学の受験基準を、コミュニケーション能力、プレゼン能力、他者を重んじる能力、論理的な能力を求めるものに変えていくことが動き出しています。そのような力というのは、すぐに身につくものではないので、小さい時からの家庭や教育現場での働きかけが必要になります。しかし、文科省、教育委員会から’アクティブラーニング’をやりなさいと言われても、現場の先生方はとても困惑していると現役中学校の先生が大きく頷かれていたのが印象的でした。ここでもやはり子どもの貧困やネグレクトが話題に上がり悲しかったのですが、現場では表に出ていない問題が山積しているそうです。行政は、なぜかやることが遅くぎこちない感が否めません。待っている間にも子どもはどんどん大きくなるので、やはり個人が情報収集して自分の力で子どもを導いてあげる努力をしなければいけないと思います。


 他には家事マイスターという方もおられ、家事がスムーズにいくと、家庭が笑顔になるんですよとお話されていました。互いに褒める、お母さんも褒める、誰も褒めてくれなかったら自分で褒める(笑)お母さんが笑顔であることが、家庭の笑顔につながります。これもまた違う視点で大切なことだと思います。
 大人になってから問題が表面に現れ、臨床心理士の医療的な助けが必要になる人もいます、その以前には学校の教育現場があり、そのもっと前に私たちのスクールのような幼児教育の現場があり、そして家庭はずっと子どもたちにとって一番関わりの深い場所です。子どもを取り巻く私たち一人ひとりが、何が生きることにおいて大切なことなのかということを見落とさないで、子どもたちに寄り添い導いていける価値観をもっていかなければいけないなと感じました。
新しい方々との出会いはいつも学びで面白いです。なんとか、たくさん話した交流会の内容がまとめられました。あーよかった(笑)

2017年6月23日金曜日


環境に配慮した暮らしを実践できる子どもを育てる


 外は日差しがどんどん強くなっていますが、リトルスプラウトのキンダーさんは、毎日のパークタイムの時間も、同じ場所で同じ遊びをするのではなく、メリケンパークで水遊びや、芝生で走り回ったり、船を見たり。遠出をする日はハーバーランドや、六甲山のふもとまで歩いたり、市役所の上から神戸の景色を眺めるなど、街中だからこその様々なチョイスがあり、子ども達にも見せてあげれるものがたくさんあって、とても幸せなことだと思います。




 そんな日常で、私達が子ども達に知って欲しいと思うことの一つは、人間も自然の大きなつながりの中で生きているということです。自然や環境に対する無関心、無理解が、無責任な行動になり、環境を傷つけ、まわりまわって未来の私達に影響を及ぼします。

 先日は、チャリティーを体験してもらうため、いつも遊ぶ公園が気持ちよくきれいになるように、どこの誰かが捨てたゴミを拾ってもらいながら、皆で捨てることはどうなんだという事を考えました。



 毎日の給食では、スクール開校から好き嫌い、食べず嫌いになかなか苦労しているところなのですが、一つの食事を作るために、生き物の命の存在があり、野菜を育ててくれた農家の方、おいしいお料理にしてくれた栄養士さんなど、たくさんの人の力でこの食事が出来ているんだということを、良く先生が子ども達に話しています。スナック菓子やレトルト食品の化学調味料の味に舌が慣れてしまうと、素朴な味付けや素材の味が分からなくなり、本来子ども達の心や体を作ってくれる栄養のあるものを美味しいと感じられずに箸が進まないのを見ると、心配だなあーと思う日々です。

個性もぞれぞれ、一筋縄ではいきませんが、私達がたくさんある内の一つの願いは、かけがえのない自然に感謝して、優しく配慮しながら生活していける人になってもらいたいなということです。