2017年10月25日水曜日

自慢のスタッフ


 今日は先生方について、少しお話をしたいと思います。
リトルスプラウトでは、現在4名の英語ネイティブスタッフ、6名の日本人スタッフが働いています。ネイティブの先生方は、3名がアメリカ人、1名は英語がネイティブの日本国籍の方です。それぞれアメリカ本国での教育現場、日本での公立の小・中学校、インターナショナルスクール、大手英会話学校など、英語にまつわる様々な現場で指導を続けてこられた、経験が豊富な先生方です。例えば主任ののRobb先生は、日本人よりも真面目で責任感が強く、毎日のスクールでは、きっちりと念入りなレッスン準備をしてくれています。そのおかげで子ども達の英語も、まだ発展途上ですが『聞く、話す、読む、書く』がバランス良く身についてきました。Robb先生はこども達の心をつかむのが上手で、お家の方からの信頼もとても厚い先生です。


 教育全体を統括しているYamada先生は、とにかく教育に対しての熱い思いがあり、教育について語りだすと話が長くなります(笑)子ども達の為に常に最善の環境を作ろうと、日々フルパワーで動いてくれています。また9月よりYamada先生と共に、運命としか思えない良縁があり、幼児教育の専門であるAsa先生もチームに加わってくれ、子ども達の何気ない時間も、意味を持った保育が出来るように環境が進化しました。先生のノートを覗くと、たった数週間で子ども達一人一人の行動や性格をとてもよく観察し、ノートに細かくメモを取ってくれていることに驚きました。Asa先生もまた真面目です。その他にも、スクールでは家庭的保育者として、お母さんのような目線で包み込むように優しく子ども達に接してくれている先生方がいます。皆、自主的に責任を持ち仕事をこなしてくれ、信頼できる自慢のスタッフばかりです。

 『プリスクール』、『インターナショナルスクール』と言われるスクールでは、英語がどれだけ身につくかという広告ばかりが前に出てしまうことがあります。それを選ぶ保護者の方々も、他の家庭と比べたり、どんな難しい問題がどれだけ答えられるのかということに焦ってしまい、子ども達の気持ちと一番大切な心と体の安定、年齢に合った成長過程というものが置き去りにされていると感じることがあります。


 英語保育のスクールは時代のニーズと共にたくさん増え、個々にいろんなサービスを提供しています。選ぶ際に気にしていただきたいところは、スクールがHPで謳う内容だけではなく、実際はどうなのかというところを良く見ていただくことが大切だと思います。どの業界でも必ず良し悪しがありますが、そもそもマニュアルが無いスクールや、ビザの為だけに働いているスタッフ、衛生管理が良くない場合や、不法な行為、十分なトレーニングが行われていない事や、スタッフ間のいやがらせなど、場所によっては、子どもを安全に保育する以前の問題を抱えているところも少なくありません。

 また日本人スタッフにおいては、保育士などの幼児教育の免許を持ちながら、英語を話すスタッフを確保することはとても困難な現状があります。幸運なことにリトルスプラウトではその課題をクリアしていますが、認可保育園・幼稚園では、幼児教育の免許をもつ人が何人必要という厳しい決まりがあるところ、一般的な英語保育の現場では、保育の資格より英語が話せることが優先され、英語が話せて子どもが好きという方や、自身が子育て経験があるという方がプリスクールの現場を支えています。

 私たちは今まで異なった現場で英語保育を行ってきましたが、ここにきて改めて、スタッフの多くが幼児教育への理解があるかどうかということは、子ども達を最善の方法で指導することに欠かせない素質なんだなと、リトルスプラウトの先生方を見ていてその大切さと違いを感じています。リトルスプラウトでは、様々な問題を抱える現場ではなく、ポジティブな言葉や発想が生まれる気持ちのいい現場であり続けるために、スタッフ間の話し合いやコミュニケーションを意識しています。そして、保育面では丁寧に子ども一人一人の個性を伸ばしながら、出来ないところは出来るように根気よく訓練し、間違って身についているところは矯正して、子ども達がこの後の長い人生を、楽しく!幸せに!たくましく!過ごしてもらえることを願いながら、日々スタッフ全員でアイデアを出し合い進化していきたいと思っています。


2017年10月18日水曜日

英語の習得について


 リトルスプラウトは、インターナショナルスクールと日本の保育園・幼稚園のそれぞれの特性をバランス良く兼ね備えた、全く新しいポリシーを持つスクールとして、元町にオープン致しました。私たちが、なぜインターナショナルスクールでもなく、日本の幼児教育でもない、中間のスクールを目指しているのかというと、私たちスタッフが両方の現場で子ども達とその将来を見てきた経験から、どちらのスクールにも良い所と足りないと思う点があり、その後の子ども達の成長に様々な影響を与えていることを目の当たりにしました。そう考えるうちに、両方の良いところをつなぎ合わせることで、より良い環境での保育と教育が実現出来るのではないかと、皆で知恵を絞りこのスクールを設立致しました。

 インターナショナルスクールは、英語の運用が抜群で、国際的な感覚を身につけ、外国人のような考え方や振る舞いが身につくことが良いところです。そして世界を身近に感じ、海外に出ることにも意気込まずに、活躍する舞台は広がることでしょう。
 対して、日本の保育園・幼稚園は、災害緊急時などで世界から賞賛された、日本人特有のマナーと礼儀を含む、素晴らしい幼児教育の理念があり、人間が生きる基本となる心と体の成長を、一人一人丁寧に細かく観察し、保護者と共に安心した健やかな環境を作ることを主にしています。日本に住む子ども達にとっては、日本の社会に合った躾や生活習慣、母国語である日本語で考え、正しく運用する力というのは、必要不可欠なことだと思います。
  


 一方、心配な点というと、インターナショナルスクール生では、将来子ども達が社会に出る頃に、日本の企業で通用する正しい日本語が使えるのか、英語と共にバランス良く学んでいくことは簡単ではありません。また日本人が外国人のような振る舞いをすると、時に違和感や周囲の誤解を受けることもあり、そのことで自分のアイデンティティーに悩む子どももいます。
 
 従来の日本の保育園・幼稚園、日本の義務教育を受けていく場合では、親が意識をしなければ、子ども達が大学や社会に出るころまでに英語での日常会話と読み書きが不自由なく出来るようになるのは難しいでしょう。英語が話せなくても生活は出来ますが、現代はスマホ1つで世界中の情報が手に入る時代です。英語がわかるかわからないかで、得れる情報は何百倍にもなります。そう考えるともちろん選択肢はたくさんある中から選べる方が豊かに生活していけるはずだと思います。

 そのような広い長いスパンで子ども達を取り巻く環境を考えた結果、日本に住むのであれば、日本の言語とマナーを社会に通用するレベルできちんと学ぶ必要があり、英語については、実際に子どもが自立していく大学までに習得することを目標にしたら良いのではと感じます。高校を卒業する頃を目安に、英語に不自由のない読み書きと会話力をつけてあげれば、大学になった時に、海外の大学を目指すことや、日本の外からの情報を得て大人としての考えを磨いていくことにとても役に立つと思います。そう思うと、まだよくわからない年齢から英語がどれだけ出来るということを競って焦るのではなく、本来何を優先させてあげるべきなのかを、少し立ち止まり考えることが大切だということをご家庭で意識していただければと思います。



 日本の義務教育で学べる英語では不十分なため、リトルスプラウトでお預かりしている数年の間、インターナショナルスクールの良いところを取り入れ、ネイティブの先生と毎日を過ごします。海外の文化や考え方、話す言葉や見た目が日本人と違う先生を先生として信頼し学ぶ経験は、子ども達の興味を更に広げてくれます。これは従来の保育園・幼稚園では経験することが出来ない特別な環境です。また、スクールではネイティブにこだわり、英会話が出来る外国人ではなく、正しい文法と発音で英語を話す先生がサポートしてくださるので、何気ない普段の会話を取っても、子ども達はたくさん正しいお手本から学ぶことが出来ます。

 また、教師資格を持つネイティブの先生が教える丁寧なフォニックスはとても効果があるようで、4月から初めて英語を学んだというキンダーの生徒も、英語のコミュニケーション力や本を読む力が付き、私たちもその成長にとても感心しています。先日スクールで行った児童英検では、受験級は異なりましたが、間違えたのは数問だけで、全員が90%以上の正解率という結果でした。

 カリカリ机に向かって勉強するのが、必ず良い勉強方法という訳ではありません。ふとすると、リトルスプラウトでは、よく遊び、そんなに勉強をしていないようにも見えますが、先生方の専門知識と経験をもとに、効率の良い学習環境を作っています。その結果、少しずつ子ども達は学ぶことが楽しいと感じ、自主的に知ろうとする様子が見られるようになり、それと共にぐんぐん伸びる子は伸びていきます。これこそ私たちが、声を大きくして言いたい’ねらい’です。子ども達はのびのび、自信を持って自分を表現するようになり、ひょうきんで可愛らしく、笑顔と笑い声が絶えない姿が私たちの日々の力の源になっています。

 大切なのは勉強だけではありません、まず基本となる子どもの心と体が安定していること、お友達関係や、生活習慣、ご家族の方にもご協力いただき、身につけてもらいたいことはたくさん、たくさん、たくさん、他にもありますが、それはまた別の機会にお話しさせていただきたいと思います。

2017年9月27日水曜日

『discipline(ディサプリン)』=『躾』について


 スクールでは、私や先生方は子ども達の今や少し先だけを見ているのではなく、小学校、中学校・・・大学、そして大人になり社会に出たときに、どんな風に自立して幸せを感じながら生活していってくれるんだろうか・・・と、まだまだ先の長い道のりを想像しながら毎日子ども達と向き合っています。子ども達は、皆それぞれに素晴らしい個性があり、一歩進んでは二歩下がりの時もあれば、急にお兄さんお姉さんになったかのようで驚かされることもあり、人間がリアルに育っているなーと感じ、大変さと同時にやりがいを感じている日々です。



 スクールにおいてのディサプリンは、例えば悪いことをしたときに、年齢に応じて表現や言葉かけが少し変わることはありますが、先生が大声で叱ることや、罰を与えるような方法で躾けるのではなく、出来事が起こったそのタイミングで、落ち着いた声のトーンで真剣なんだという空気を作りながら、何が悪かったのか、どうなったのか、相手の気持ちやどうしたら良かったのかなど、本人が理解できるよう話をしていきます。もちろん、一回で身につく子どもばかりでもなく、何度も同じようなことをくり返すことは日常茶飯事ですが、子ども時代にはその訓練をしている訳ですから、大いに私たちは間違いを受け止め根気よく伝え、感覚を少しずづ学んでいってもらえたらいいと思っています。

 言葉使いについて、スクールに来たばかりの頃は、例えばハサミを取って欲しいときに、ドタバタと走りこんできて『ハサミ-!』と言って、先生に取ってもらおうとすることがありましたが、『何て言うの?、ハサミ取ってください。だよね?』というようなやり取りを何度も繰り返し、今では落ち着いて私のところに来て、『Ms.〇〇、ハサミを取ってください』ときちんと丁寧に文章で思いが伝えれるようになりました。このようなことは、家庭によってはさほど気にならないかもしれませんが、家族には良くても、外の世界では時に失礼で相手に良くないイメージを残してしまうことがあり、注意したいところです。そして子どもの間は、子どもだからで済ませられますが、小学生にもなるといつまでもそれでは本人が損をすることになるはずです。



 その他に、周囲に感謝をすること、物を大切にすることも、当たり前のことですが毎日のスクールの生活で意識をして言葉かけをしています。先日、幼稚園でも学級崩壊という話を聞いてちょっと驚きましたが、小学生になっても、周りに対する敬意や感謝の気持ちが育っていない結果、先生や家族にとても失礼な態度を取ってしまうということがあります。ある意味、だれもそこに意味や価値を持たせて育ててあげなかったのがかわいそうですが、ご家庭でも周りの人の支えや助けがあって、自分たちが日々を過ごせているんだという感謝の気持ちを、常にお話していただきたいと思います。

 考える力では、スクールでは自分たちで考えて行動するということに力を入れています。その結果、あらかじめ子ども達は、自分たちは何と何をするべきかということが頭に入っていて、最近それを自主的にこれをこの順でやろうと、授業を組み立てることが出来るようにもなってきたんですよ!ということを先生が話してくれました。素晴らしい成長だと思います。学びは本来楽しいものです。大人が何かに焦って『やらなければいけない』と押し付けてしまうと、学ぶことへの興味を奪ってしまいます。巷でよく聞くアクティブラーニング。リトルスプラウトでは、その要素がたくさんあるなと改めて感じました。http://learn1107.com/active-learning/
・・・・・アクティブラーニングは「思考力・判断力・表現力」を育成することを目的にしている。「主体性・協働性・多様性」の育成も目的としている。
例えば、小さい頃からグループワークをたくさんこなしていき、協働性を磨くということだ。これがグローバルに活躍する人材の育成に繋がっているわけである。(記事抜粋)

 『躾』について、まだまだ食事や生活習慣についても思いを込めて教育をしていることろですが、その話は長くなるのでまた今度としまして・・・

 リトルスプラウトが元町にオープンしてからの前期、”イングリッシュ・プリスクール”という名であるように、丁寧なフォニックスの授業から学んだことを使いながら、子ども達の毎日の本読みが目に見えて成果を上げてきています。加えてネイティブの先生との信頼関係もしっかり出来てきたところで、子ども達が積極的に先生と英語で会話をしている姿もあり、この半年足らずの期間でもプリスクールという名前にふさわしい英語の成長が見られとても嬉しい限りです。




2017年9月2日土曜日

”センスが良い”



 リトルスプラウトで初めてのサマースクールが終わり、やっと少しブログを書く余裕が出来ました。サマースクールでは、英語を使いテーマから学ぶプログラムを小学生に体験してもらいました。街頭で外国人旅行者に突撃インタビューをしたり、最終週の”Space"では、ペーパーマシェで太陽系を作り、スペースシャトルも一緒に飾りました。


 9月になり、来春からの新入学生徒のご案内を作成するにあたり、2017年のオープンから現在までの活動と写真を振り返っていたのですが、この半年足らずの短い期間にも関わらず、その活動のバラエティーの多さに、運営した自分たちがびっくりしました。そしてそのそれぞれの場面で、子ども達の笑顔がとても良く、心から笑顔になれる環境が作れていることを嬉しく思いました。

 

 私自身の話になりますが、幼稚園選びの時期にいろいろな園に行ったとき、夏の日に園庭で子ども達がパンツ1枚になり、裸足で水を浴びながら走り回っている幼稚園がありました。泥だらけでホースから出る水のアーチをくぐる子ども達のはじける笑顔が印象的でした。結果その幼稚園に子ども達がお世話になったのはもうずいぶん前のことです。  
 その時、園長先生とお話をしましたが、その時点でもう何十年も数えきれない子ども達を育ててきた大変キャリアのある園長先生が、『この時期は土台作りが大事なんですよ』というお話をしてくださったことが私の園選びの決め手になりました。

 土台というのは、”生きるセンス(感性)を磨く”ことだと思います。体力・精神面で安定している状態であったり、自分の事が自立して出来る、言われなくても場を察して行動できる、きちんと挨拶と感謝の気持ちを伝えられる、物事に興味を抱くことや、説明されたことの飲み込みが早い。。。ということは、生きていく為には当たり前で意識することを見落としがちではないかなと感じます。そのようなセンスは、周りの大人がその大切さを知って、そのように仕掛けていかないと自然に身につくものではありません。土台がしっかり出来ていない上に勉強や習い事を一生懸命積み上げても、自分事ではなくやらされているため、物事に興味を持てなかったり、いつも誰かに言ってもらわないと分からない、大人をリスペクト出来ない、うそをついてごまかす、じっくり集中して出来ない、人の話を聞けないなど。。。気になることが見える場合があり、思春期になると親子の信頼関係が崩れてしまう恐れや、それまでの労力が無意味になってしまう危うさがあります。このような要素が大人になっても残っていると、周囲から信頼してチャンスを与えてもらうことが難しくなり、苦労するんだろうなと想像してしまいます。

 子どもに将来どうなって欲しいですか?と質問をすると、幸せになって欲しいと答える方がほとんどです。幸せである為には何が必要でしょうか。安定した仕事に就くことも一つだと思いますが、それ以外にはどうでしょうか。今どんなことを優先させて身につけるべきでしょうか。
子育ては、子どもが社会に出て一人で生きていける力をつけてあげることだと思います。親が力ずくでやらせて言うことを聞くのは小学生くらいまでです。それからは親が見えない時間も増え、家庭以外の世界が広がっていきます。その時、正しく自分で考えて行動出来るか、何かあったときに子どもが親を頼ってくれる関係を築けているかが課題です。子ども達には、たくさん見て、感動して、自分で体験し、失敗して、そこから学びをくり返して、どんなことがあっても生き抜ける”センス”を磨きながら成長していって欲しいなと思います。
 

2017年7月5日水曜日

心を育てる


 リトルスプラウトが元町に開校してからまだ半年も経っていませんが、日々子供たちと接する中で、リトルスプラウトは英語を教えるだけのスクールではなく、子ども達の心の成長を保護者の方々からのコメントをいただき、とても自信と励みになっています。コミュニケーションとしての英語や、ていねいで正しい日本語を使う言語能力はもちろん身についてきている子ども達ですが、何より私たちスタッフが一番大切にしていいることは、子ども達の心が安定して、柔軟な発想が出来る大人になり、社会に出ることまでをイメージして育てていくことです。


 お預かりしている間、2.3.4.5.6歳、年代別に身につけておいて欲しいことを、一人一人細かく先生方は観察をしてくれています。手がかからない子どもも、それが良いかというと自分を出せずに閉じこもっている様子であったり、人一倍慎重な子どもも、先生方はゆっくり待ちながら少しずつ殻から出てこーいと導いてくれています。まずは信頼関係を築いて、殻が割れ子どもらしさを出してくれるようになって欲しいと思いながら、地道に語りかけをしています。子どもは一人一人違います。その子の良いところはそのまま伸ばしてあげ、年齢と成長を考えた上でここが心配だなというところは、矯正しつつ身につくよう忍耐強く働きかけてくれている先生方がいます。

 
 先日先生方と、『失敗体験をたくさんしている子どもはバランスが良い』という話をしていました。『失敗』をするということは、その前にアクションがあり、そのことによって失敗をしている訳ですから、いろんなことを経験したりチャレンジすることが、子どもの成長にとても大切なことだと思います。リトルスプラウトでお預かりする子ども達の年代で言う体験は、ほんとうに生きることの基本中の基本になるような身の回りのことや、まだちいさな世界の中で体験することになりますが、子ども達がワクワクして、やりたい!面白そう!と思ってもらえるようなプログラム作りを先生方と考えていきたいです。




 今日は、『雨の日散策』ということで、雨がちらつく中、レインコートとレインブーツを着て出かけました。台風が去ったあとの公園には大きな水たまりがあり、入りたいけど汚れたら・・と守りに入る子ども達をみて、先生が『さあー今の時間は好きなようにしていいよー!』と声をかけ戸惑いながらも一歩を踏み出すと、最後には思いっきり心を開放して夢中になる姿があったそうです。先生が撮ってくれた写真からそれがとっても伝わりました。このような何にも制限されず表現できる経験はとても価値のある時間です。目で見る、耳で聞く、触って感じる、鼻で感じる、心で感じる。というすべてが、脳への刺激になり、体の機能や子ども達の心をどんどん成長させてくれます。







2017年7月1日土曜日

話を聞いて褒めてあげる


 ”女性、子どもを笑顔にする”をテーマに、スクールのお話を少しさせていただき、それぞれの分野で活躍する方との意見交換を行いました。2時間の予定でしたが、話は尽きず次に移動した場所でもたくさん話しをさせていただきました。0歳~の赤ちゃん保育と執筆をされている方、幼稚園、小学校、中学校、病院の臨床心理士さん、発達支援、特別支援、主婦世代やシニアのサポートまで、人間の一生を網羅するメンバー構成が素晴らしかったです。それぞれのリアルな現場の声を聞けて、学びや気付きがたくさんありました。

 
 自己紹介は、アクティブラーニングを体験する”ヒーローインタビュー”を使って始まりました。2人組で、まず一人が’良かった’、’うまくいった’ことを話し、相手のインタビュアーは、①うなずく、②なるほど、③すごいですねと言うだけで聞くことに徹する。それぞれやってみてどう感じたかということを意見し、理解してもらえる=気分が良くなる=もっと話したくなるを体験しました。頭で考えるのと、口から言葉が出ることと、体感することというのは、全く異なった感覚なんだということは、自分で体験してみないとわからない経験ですね。実はこれは、自分の好きなこと、自分の得意なことは何?を話す練習をしているのですが、子どもの自主性を伸ばすためには、話す(聞いてもらえている)体験と、自分で選ばせる(自己決定)できたことを褒める(自己効力感)を生活の中で意識していくことが大切です。何を着ていく?何を食べる?小さなことでも褒めてあげる。子どもが約束を守れないと相談してきたお母さんに、その約束は誰が決めたかを聞いてみると、お母さんが一方的に決めたということだったりするわけです。子どもが決めることがすべて正解でない場合もあると思いますが、その場合は、この場合はどうだろうねと投げかけ、また子どもに考えさせてみたら良いと思います。


 大学院でゼミのティーチングアシスタントをしていた臨床心理士の方は、学生に’学びたいことは何か’と聞くと、やりたいことがない、何となくこれかなーという声が多く困ったという経験から、説明できる能力がないことを問題定義されていました。それはその子たちが、学校や家庭で自分の考えを述べる経験をさせてもらえなかったり、意見をしたときに周囲から怒られたなど、良い体験をしていないということが背景にあるかもしれないとお話されていました。子どもだけに限らず職場でも、話す場、話してもいいんだよという環境を作ることは大切だと思います


 社会の流れはというと、今までの読み書きそろばんのIQだけを伸ばす学習では通用しないということは周知されていますが、世界で活躍する有識者たちから、日本の変わらない受け身の教育では若者がかわいそうだという声が上がり、この1.2年でムーブメントが起きたとのことです。それを受け、文部科学省では、大学の受験基準を、コミュニケーション能力、プレゼン能力、他者を重んじる能力、論理的な能力を求めるものに変えていくことが動き出しています。そのような力というのは、すぐに身につくものではないので、小さい時からの家庭や教育現場での働きかけが必要になります。しかし、文科省、教育委員会から’アクティブラーニング’をやりなさいと言われても、現場の先生方はとても困惑していると現役中学校の先生が大きく頷かれていたのが印象的でした。ここでもやはり子どもの貧困やネグレクトが話題に上がり悲しかったのですが、現場では表に出ていない問題が山積しているそうです。行政は、なぜかやることが遅くぎこちない感が否めません。待っている間にも子どもはどんどん大きくなるので、やはり個人が情報収集して自分の力で子どもを導いてあげる努力をしなければいけないと思います。


 他には家事マイスターという方もおられ、家事がスムーズにいくと、家庭が笑顔になるんですよとお話されていました。互いに褒める、お母さんも褒める、誰も褒めてくれなかったら自分で褒める(笑)お母さんが笑顔であることが、家庭の笑顔につながります。これもまた違う視点で大切なことだと思います。
 大人になってから問題が表面に現れ、臨床心理士の医療的な助けが必要になる人もいます、その以前には学校の教育現場があり、そのもっと前に私たちのスクールのような幼児教育の現場があり、そして家庭はずっと子どもたちにとって一番関わりの深い場所です。子どもを取り巻く私たち一人ひとりが、何が生きることにおいて大切なことなのかということを見落とさないで、子どもたちに寄り添い導いていける価値観をもっていかなければいけないなと感じました。
新しい方々との出会いはいつも学びで面白いです。なんとか、たくさん話した交流会の内容がまとめられました。あーよかった(笑)

2017年6月23日金曜日


環境に配慮した暮らしを実践できる子どもを育てる


 外は日差しがどんどん強くなっていますが、リトルスプラウトのキンダーさんは、毎日のパークタイムの時間も、同じ場所で同じ遊びをするのではなく、メリケンパークで水遊びや、芝生で走り回ったり、船を見たり。遠出をする日はハーバーランドや、六甲山のふもとまで歩いたり、市役所の上から神戸の景色を眺めるなど、街中だからこその様々なチョイスがあり、子ども達にも見せてあげれるものがたくさんあって、とても幸せなことだと思います。




 そんな日常で、私達が子ども達に知って欲しいと思うことの一つは、人間も自然の大きなつながりの中で生きているということです。自然や環境に対する無関心、無理解が、無責任な行動になり、環境を傷つけ、まわりまわって未来の私達に影響を及ぼします。

 先日は、チャリティーを体験してもらうため、いつも遊ぶ公園が気持ちよくきれいになるように、どこの誰かが捨てたゴミを拾ってもらいながら、皆で捨てることはどうなんだという事を考えました。



 毎日の給食では、スクール開校から好き嫌い、食べず嫌いになかなか苦労しているところなのですが、一つの食事を作るために、生き物の命の存在があり、野菜を育ててくれた農家の方、おいしいお料理にしてくれた栄養士さんなど、たくさんの人の力でこの食事が出来ているんだということを、良く先生が子ども達に話しています。スナック菓子やレトルト食品の化学調味料の味に舌が慣れてしまうと、素朴な味付けや素材の味が分からなくなり、本来子ども達の心や体を作ってくれる栄養のあるものを美味しいと感じられずに箸が進まないのを見ると、心配だなあーと思う日々です。

個性もぞれぞれ、一筋縄ではいきませんが、私達がたくさんある内の一つの願いは、かけがえのない自然に感謝して、優しく配慮しながら生活していける人になってもらいたいなということです。